『検索と発見のためのデザイン』Peter Morville/Jeffery Callender(著) 浅野紀予(訳)

検索と発見のためのデザイン ―エクスペリエンスの未来へ

検索と発見のためのデザイン ―エクスペリエンスの未来へ

 「検索」という言葉から想像するのは、GoogleやYahooのWebサイトにある検索ボックスですね。最近ではWebを使う誰もが、この横長の箱の中にキーワードを入力してボタンをクリックし、探しているものが出てこないと嘆く毎日を繰り返しています。
 しかし本書はこの典型的な検索の方法がたまたま現在主流になっているだけであることを教えてくれます。本書の原題は『Search Patterns』で、様々な検索のパターンとその特徴、さらには検索にまつわる周辺の話題を解説しています。中にはこれが検索と関係あるの?と思わざるを得ないようなトピックもありますが、検索とその周辺、例えばユーザーインターフェースやメタファーは分かちがたく結びついているのです。
 著者も述べておられるように、本書は著者好みのレトリックであふれかえっているので、そのリズムに慣れないと少し読みづらいかも知れません。しかし今後の検索と発見のためのユーザーインターフェースをデザインする人にとって、必読の書となるに違いありません。

Search Patterns
http://searchpatterns.org/

訳者浅野紀予氏のWebサイト『IA Spectrum』
http://blog.iaspectrum.net/