コミュニケーションのアーキテクチャを設計する―藤村龍至×山崎亮対談集 (建築文化シナジー)/藤村 龍至 (著), 山崎 亮 (著)

 今をときめく建築家とコミュニティデザイナーのお二人の対談集を読みました。数年前から注目している方の対談なので楽しみにしており、発売と同時に書店で購入はしていたのですが、ようやく通読することができました。

 最も響いたキーワードは、「人のつながる仕組みをつくる」という言葉です。藤村さんが建築家と名乗り、山崎さんが街おこし請負人「コミュニティデザイナー」と名乗る違いはありますが、お二人の問題意識や関心の的は「人のつながる仕組みをつくる」という共通点であることが理解できました。

 人のつながりは自然に出来上がるのではなく、仕組みづくりが重要で、そこにプロフェッショナルのノウハウが必要であること。ワークショップもその仕組みづくりのひとつに過ぎないということが、お二人の様々なエピソードからよくわかりました。

 また、藤村さんと山崎さんの違いにも興味を持ちましたが、本書ではそれほど深く追求されてはいません。広義の目標は共通でも、方法論やスタイルにおいて違う点があると感じますし、その違いを中心に今後もお二人の活動に関心を持ち続けていきたいと思います。

■ryuji fujimura architects-藤村龍至建築設計事務所
http://ryujifujimura.jp/w/about/

■studio-L
http://www.studio-l.org/