『アイデアの選び方』/佐藤達郎 (著)

アイデアの選び方 アイデアは、つくるより選ぶのが難しい。

アイデアの選び方 アイデアは、つくるより選ぶのが難しい。

 大手広告代理店のクリエイティブディレクターを長年務めてこられた著者の経験により、複数の案からひとつの案を選びだすための方法がわかりやすく書かれています。知人からの紹介で発売直後に手に取りました。良書ですがあまりに読みやすいので、ひっかかりが少なく、皮肉にも記憶に残りにくいかも知れません。

 しかし内容は具体的で、誰でもすぐに実践できるようになっています。特定の専門知識も必要ありません。ただし実際に著書の通りやってみると、かなりの集中力を必要とします。特に最終案を選ぶという段階では、脳がフルに活性化していなければならないと感じました。また、選ぶ人間の側に多くの人生経験がないと、このノウハウはうまく活かせないという気もしてきました。

 とは言うものの、最後にひとつの案に決断する最終ステップ以外は、システマチックに応用ができるはずで、初心者でも取り組むことが可能です。さまざまな場面で選択が必要とされている方に一読をお勧めします。