Suicaの簡易型チャージ機に見るUXの考え方

f:id:taz8:20131008200953j:plain

 Suicaは非接触型ICカードシステムによる乗車カードで、JR東日本など首都圏から利用が開始され全国に広まり、ある程度の人口が集まっている地域であれば、知らない人はいないぐらいのサービスになったと思われます。このSuicaのチャージ機について感じたことをお伝えします。
 キップ券売機と一体になった複合機など、様々なチャージができるマシンがありますが、今回話題にするのは、ローカル駅にあるようなチャージ単機能のみの簡易型マシンです。

 Suicaをカードスロットに入れて、チャージ金額のボタンを押し、紙幣を挿入するという手順で、それしかできないので迷うことはありません。
 ポイントは、現金チャージが終了しSuicaを取り出せるタイミングが、ちょっと遅いと感じるところです。
「チャージが終了しました」という表示と音声アナウンスが流れ終わったと同時に、Suicaを取り出すことができます。利用者の感覚からすると、紙幣が吸い込まれたらその瞬間に入金済みだと感じるので、その後はできるだけ早くSuicaを取り出したいと思うのですが、実際はSuicaにチャージ金額を書き込んでいる時間が必要です。このギャップが遅いと感じる点ではないかと考えます。

 利用者の感覚とマシンの都合の差を埋めるために、以下のような方法はどうでしょうか?順序を変えるだけです。
 現状「チャージが終了しました」が表示されてから、カード挿入スロットのツメが外れてSuicaを取り出せるのですが、当然処理が終わっていることを前提に、逆に先に取り出せる状態にしてから「チャージが終了しました」の表示を出すことで、心理的ギャップを回避することができるのではないかと思いました。1秒以下のわずかの違いかも知れませんが、このあたりはまだ工夫の余地があると思います。