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Info-D VISION「情報デザインの未来」に参加しました。

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 2015年3月14日(土)多摩美術大学上野毛キャパスで開催された、Info-D VISION「情報デザインの未来」に参加しました。

 デザインに携わり、これからもデザインを行っていくデザイナー自身で、このデザイン行為がどのような知的営みなのかを省察し、未来の「情報デザイン」の姿を描くためにという目的により、日本デザイン学会/情報デザイン研究部会の小川俊二さんの呼びかけで、この会が催されています。

 デザイン教育に関わる教員の皆様をはじめ、企業でデザイナーとして活躍される方々など様々なバックグラウンドを持つ参加者による集まりとなり、数多くの気づきを得る貴重な機会となりました。

 もっとも印象に残ったのは、多摩美術大学須永教授の「じゃない感」という言葉でした。まず仮説としてのスケッチを例えば100枚描いてみて、それを描いた自分と描かれたアウトプットをみて違和感を感じた自分との対話で、「これじゃない」という感覚を持つことが、デザインの知性のあり方、さらにその違和感こそが推進のエンジンであるという主張でした。そのデザインの知は、正解がすでにあり、その目標に対して最短距離を一直線に進むエンジニアリングとは別の存在だという点も興味深く感じました。

 確かにデザイン提案について自らを振り返ってみても、複数案から選定する際に「これじゃない」という感覚は、理由が言語化できなくても明確に持つことができます。このNGを嗅ぎ分ける力は経験で身につけるしかないのかなと思いますが、機会があれば「じゃない感」はいかにして生成されるのか、そのトリガーはどこにあるのかなどについて、議論してみたいと感じた次第です。

 また、デザイナー個人の力だけではなく、集合知としての「じゃない感」を活用していくにはどうすれば良いかなど、興味は尽きないテーマが続きます。今後も注目していきたい情報デザイン研究部会のディスカッションでした。

 

日程:3月14日(土)15:00 ~ 19:00
場所:多摩美上野毛校/第三会議室

内容:
講演/5名、各30分程度
懇親+ディスカッション:1時間程度

スケジュール:
1. 「情報デザインの未来」会の主旨説明など(15分)
小川俊二(カイデザイン)

2. 「デザインの知」(30分)
須永剛司(多摩美術大学東京芸術大学

3 「企業での情報デザイン」(30分)
原敏多(富士フイルム

4. 「情報デザイン考」(30分)
早川誠二(NPO法人人間中心設計推進機構)

5. 「自分の中のデザイン」(30分)
田中泉(カイデザイン)

6. 全体ディスカッション(60分)

 

Info-D VISION 「情報デザインの未来」 | Facebook