第16回情報デザインフォーラムに参加しました。

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 2015年4月29日(水)13:00~17:30「つくるをつくる」をテーマに、六本木ミッドタウンタワーYahoo!で開催された第16回情報デザインフォーラムに参加しました。

 フォーラム全体としては、構造化や可視化の手法や方法論についての話題が多かったようですが、本イベントで大きくフィーチャーされていたグラフィックレコーディングについて感じたことを書きます。

 グラフィックレコーディングとは、講演や会議などの内容をその場で聞きながら、リアルタイムにグラフィック要素をふんだんに使ってわかりやすく図解していくドキュメント記録の方法です。

 情報デザインフォーラムをはじめ、最近の情報デザイン関連のイベントではこのグラフィックレコーディングが一種のブームとなっている感すらあります。

 「図解」なので、テキストだけ、画像だけの記録より臨場感を持ってその現場を思い出すことができるので、イベント記録のドキュメンテーション方法としてはとても優れていると思います。

 ただし、グラフィックレコーディングには向いている題材(形式)とそうでないものがあるように感じました。

 上記はコンセント坂田様による45分間の講演をグラフィックレコーディングでまとめた結果のドキュメント(下記の和田さん作成)です。講演という構造化されたパッケージとしての情報提供をまとめるには最適の方法かも知れません。

 これに対して、パネルディスカッションなどのように複数人が意見を交換する「対話」の場合には、レジュメとしては役立ちますが、予定調和ではない対話の中で見えてくる緊張感とかアドリブ性のようなものが、やや薄くなってしまうように感じました。

 うまく表現できているか不明ですが、対話で最も面白い「神が宿る細部」が平準化してしまうように思います。むしろ話者の語った通りにテキストで書き起こされているほうが全体イメージが伝わるような気がしています。

 「構造化・可視化」がひとつのテーマであるフォーラムで、構造化されにくいメッセージとは何であるのか、少しずれたメタ視点で考えることができたのもひとつの収穫であったように思います。

 

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■第16回情報デザインフォーラム

http://informationdesignforum.blogspot.jp/2015/04/16.html